2015年11月22日日曜日

ピースサインとお疲れさま

 白バイやパトカーとすれ違う時に、何かサインを出したり意識的にしている事がありますか。
ピースサインを送ろうかと思う事があるのですが、用事があるのかとまぎらわしく、勤務の邪魔になってはいけないと思いピースサインは心の中で、そして
「お疲れさま」
と言ってアクセルを戻して2気筒の減速時の鼓動を感じています。
警察の勤務も夜勤があったりと不規則な勤務形態な所が、僕の仕事と共通している面が親近感を感じます。
仕事内容は全く違いますが、不規則な勤務形態が共通しているだけで、なぜかしら、お疲れさま、と合図したくなります。
 20年くらい前は、バイク同士、すれ違う時にピースサインを出し合ったりする事が多かったですが、最近は、ピースサインを出したりはしませんね。ちょっと寂しい時代の流れです。
通勤途中、すれ違ったときに何故か頭を下げてくるライダーと出くわす事がありますが、その時は、こちらも頭を下げて答えています。
 

2015年11月16日月曜日

ハーレー、ドカティ、W800の2気筒の鼓動感

 ハーレーに試乗させて頂きました。 すでに惚れている方はいっちゃってください。
試乗車はスポーツスター ファミリーのForty-Eight エンジンはEVOの1200ccです。
バックミラーがハンドルの上側ではなく下側にある所なんか、なんともいい感じを出しています。エンジンも迫力がありつつ整った感じもあります。2016年モデルからフロントフォークが太くなっていて見た目も更にいかつくなっています。乗り味もしっかりしたものになっているそうです。
 
 肝心な2気筒の鼓動の話に入ります。
鼓動の出方はW800に似ていて(W800がハーレーを参考にしたのだとは思いますが)特に60km~80km位が心地よい鼓動が伝わってきます。心地よい鼓動感の大きさもW800と、だいたい同じくらいだと思います。(W800を乗り換えてしばらくたっているので、ここら辺は大雑把にです。)
鼓動の質感は若干違っていてW800の方がマイルド(コロコロした感じ)、それに対してハーレーの鼓動はシャリシャリしている感じでした。この鼓動の質感の違いは好みが分かれるかもしれませんが、心地良さ自体は似ていると思います。
ただ、ハーレーにはアイドリング状態で三拍子と言われているドッ、ド、ドッ。というハーレー独特の大きな振動があります。この三拍子はW800には全くありません。この三拍子がなんともいい感じです。
走って楽しい、止まっても楽しいハーレーです。
この大きな三拍子はアイドリング状態では、ハンドル、シート股下から伝わる振動は大きいのですが、一旦走り出してみると、あまり気になりません。(三拍子は分からなくなると言ったほうが正解かもしれません。)アイドリング状態ではW800とは全く違う性格のバイクの印象ですが、一旦走り出すと、思ったよりW800に似ている所があるのに気が付きます。
これはエンジン特性が低回転型で2気筒という共通した面がそうさせるのだと思います。
(ハーレーはV型、W800はパラレルです。)

 ドカティは、高回転型のエンジンの為か、ハーレーやW800の鼓動感とは違うものだと思います。
ドカティの鼓動感も、どちらかと言えばマイルドなものです。W800ほどコロコロとはしていません。
(ドカティに関してはブログ、ホームページを参照してください。)
また、ハーレー程のはっきりした大きな三拍子ではないものの、アイドリング状態でドカン、パン、パンという似た感じのものが、ドカティには、うっすらとあります。
(この辺はハーレーV型、ドカティL型の違いからくるものでしょうか。)
また、ドカティでは回転を上げてアクセルをパっと戻した時の鼓動感も良く、時々のバックファイヤーが、これまた、たまりません。

 ハーレー、ドカティ、W800の2気筒の鼓動感。同じ2気筒ですが、それぞれ良い所が微妙に違っていて、出来る事なら、全部所有したいと思わせるバイク達です。
僕の意見としては、バイクをどう乗るのか。自分のバイク乗り方。バイクを乗る場所。などを考えて選択すると間違いが少ないと思います。
海沿いをゆったり走ったり、一直線の道を走るのか、ワイディングを走るのか、、、。
結局バイクを選ぶ時の基本に返りましたが、バイクそれぞれの違いを知っていての、そのバイクの選択は、無駄な乗り換え回数を減らすのに役立つと思います。(自分自身、耳が痛いです。)
もし、ハーレー、ドカティ、W800の2気筒バイクの選択に迷っている方がいらっしゃたら、迷わず試乗させてもらう事をお勧めします。

 ハーレーのバイクでも、それぞれファミリーにより鼓動感が違うそうです。もちろんドカティのバイクもタイプ別で鼓動感は違います。
しかし、メーカー別のざっくりとした2気筒の鼓動感の違いは、同メーカーのタイプ別の次元とは、かなり違うものなので、しつこいですが、気になる方は、どうぞ試乗させてもらって下さい。
本日、試乗させて頂いたハーレーは、車体に保険をかけて頂けたので、安心して試乗を楽しむ事ができました。
ハーレーダビットソンさん、改めて、試乗ありがとうございました。
個性的なハーレーの楽しさの一部分とは思いますが、楽しまさせて頂く事ができました。




 先日、ツーリングに参加させて頂きました。
みなさん、今回もありがとうございました。
自転車の大会があり、多くの自転車乗りの方がいらっしゃいましたが、事故もなく楽しむ事ができました。
また、よろしくお願いします。

手前、スクーターの隣のネイキッドバイクは、あの幻のCBX400です。
 

2015年11月13日金曜日

心地よいエンジンの振動とその帯域

 パニガーレの最大トルク回転数が9000ですが、心地よい2気筒の振動が得られる回転数は、もう少し低い回転数だと思います。W800の場合は最大トルク回転数が2500で心地よい振動が得られる回転数は3000を超えて5000位でした。
全域の回転数で心地よい振動を得られるようにエンジンを設計する事は可能なのでしょうか。
回転数と、そのエンジンの最大トルク回転数は、いくらか関係ありそうですが、そのエンジンの特性、高回転型か低回転型かでも違うようです。

 残念ながらマルチ4気筒では、私は心地よいエンジンの振動は味わえませんでした。2気筒エンジンの鼓動の事をパルス感という方もいらっしゃるようです。何故2気筒エンジンが心地よい振動を醸し出すかは分かりませんが、2気筒独特の鼓動感(パルス感)が人間の心臓のパルス感に似ているのかもしれません。母親のお腹にいる時に感じていた母親の心臓の鼓動感に、2気筒エンジンの鼓動が似ているのではないかと私は思っています。
という事は、赤ちゃんが、お腹の中で感じ取っている母親の心臓の鼓動感の周波数の特性のデータをとって、それを2気筒エンジンで再現すれば、心地よい振動を醸し出すエンジンが作れそうです。実際はバイクは走らないといけないので、データをそのまま流用は出来ないかもしれませんが、いくらかは心地よいエンジンを作る時のヒントにはなりそうです。

 先日、仕事帰りに前方にハーレーが走っていました。ハーレーも2気筒エンジンで、その鼓動の虜になるライダーは大勢います。
ゆっくり直線を走っているだけでも飽きないハーレー。
2気筒エンジンの鼓動研究の為、機会があったら試乗してみたいバイクです。
ハーレーは止まっていてもリヤフェンダーは振動するくらいエンジンの振動が強いようですが、心地よい回転数はどれくらいのものでしょうか。
低回転型なので、高い回転数ではないと思います。
ひょっとしてアイドリング状態で、すでに心地よいのでしょうか。
スポーツ性が低いので、まだ乗り換える気にはなりませんが、とても興味深いエンジンという事は間違いありません。
 

2015年11月9日月曜日

2気筒の鼓動

 僕が2気筒のバイクに始めて乗ったのはカワサキのW800でした。60~70km出した時の粒のそろった2気筒の鼓動感が、こんなにも気持ちの良いものかとびっくりしました。W800の場合、80kmを過ぎると、その子気味よい鼓動感はなくなっていきましたが次に乗り始めたパニガーレの場合80kmでも気持ちの良い鼓動感を味わえます。パニガーレの場合もW800と同じように、高回転まで回すと逆に鼓動感はだんだんと弱くなっていきます。
どんどんエンジンを回すほど鼓動感が強くなっていきそうなイメージを持ちますが、それがそうではありません。ほどよい鼓動感を味わえる回転数が、そのバイクによって違うという事です。
VTR250も2気筒ですが、こちらは排気量が250ccで小排気量という事とホンダの設計方針により2気筒の鼓動感は、あまり前面にだしていないようで、パニガーレやW800ほど2気筒の心地よい鼓動感は感じにくいです。
 CBR1000RRに乗っていた頃は、とにかく先頭を走るような乗り方でしたが、2気筒に出会ってからは、CBRの時ほど飛ばさなくても十分バイクを楽しめるようになりました。
もし、2気筒のバイクに乗った事がなかったら、ぜひドカティに行って試乗して、2気筒エンジンの心地よい鼓動感を味わってみてください。
ハーレーも2気筒のようなので乗ってみたいのですが、今の僕は、まだライディングというスポーツ性を追求したバイクの楽しさを味わいたいのでドカティに落ち着いています。
********追記********
VTR250の場合、エンジンを回して走ると弱い2気筒の鼓動を味わえます。
 

2015年11月3日火曜日

バイク作りと文化の違い


 文化の日もライダー達はツーリングを楽しんでいます。今日も何台かのバイクとすれ違いました。

 国産バイクと、ドカティのバイクを作る時の姿勢は、考え方が違い、それがお国柄、文化の違いとして表れていると思います。
ドカティ、イタリア車はA地点からB地点まで、いかに楽しく道のりを進んでいくか。
対して国産は、いかに効率よく快適に目的地にたどり着くか。
それぞれのバイク作りの違いが、レジャー向きのバイクか、通勤向きのバイクかを決定しているように思います。
アフリカや東南アジアなどの発展途上国に需要があるバイクは日本車が一番だと思います。
対して、バイクをただ単なる移動目的のみに使用するのではなく、楽しむ為に、レジャー目的で使用するバイクは、イタリア車、ドカティが勝っていると思います。
今後、日本車のバイク作り、イタリアのバイク作りの姿勢は、どのような方向へ進んでいくでしょうか。