2012年5月22日火曜日

スーパースポーツバイクのデザイン


僕がスーパースポーツバイクに求めるのは、見た目のかっこ良さとメカニズムの面です。昔で言うレーサーレプリカばかりではありませんが、国内4メーカー、ホンダ、ヤマハ、スズキ、カワサキのバイクに乗ってきて結局、ホンダに落ち着いています。
  もちろん常にCBRが一番いいと思い続けているわけではありません。ちょうど今乗っている2007年モデルのCBRを中古で買った時期のCBRの新車は、茶色にちかい赤など地味で落ち着いた雰囲気のカラーでした。SC59のライトのデザインよりもSC57のライトのデザインの方が好きでアッパーカウルもSC59は海坊主のような感じで好きになれなかったので結局中古のSC572007年モデルのCBR1000RR)を購入しました。
  国内各バイクメーカーともバイクの車体に変更がなくても、カラーリングは毎年のように変更されているみたいですが、旧カラーの方がいい印象の時が多々あります。
カラーだけでなくバイクのカウルの形のデザインも好きな時と嫌いな時があります。
最近のヤマハは、不変の美学を他バイクメーカーよりも理解されているようで、モデルチェンジに大きなハズレがないと思います。R1の走りの追求に徹したコンセプトもスーパースポーツバイクにぴったりだと思います。
  逆に最近のホンダのCBRは、全てのユーザーを対象にしたいのか、いまいちホンダのやっている事がぼやけていて理解できません。乗りやすいバイクを作ると言うのはいいと思います。ハイテクもどのバイクメーカーよりもうまく取り入れていると思います。
ホンダのバイクのフレームやエンジン、コンピュータなどメカニズムは、世界中のバイクメーカーがCBRをバラバラに分解して参考にしていると思いますが、あのCBRのスタイルは、あまり参考にはなっていないと思います。
  デザインというのは6ヶ月考えれば必ずいいものが浮かんでくるものではありません。
Aさんが6ヶ月かかってデザインしたものより、Xさんが30分でデザインした物の方が、はるかに魅力的な場合があります。
何千時間かかったデザインでも、すぱっと切り捨てなくてはいけない時があると思うのですが、今のホンダは、その切捨てがうまくいっていないと思います。
あれだけ中身の良いバイクを作っているのだから、僕はもっと売れていいと思います。
  彼女と街に映画を見に行くデートに、麦わら帽子にサンダルでは誰も行かないと思いますが、今のホンダは、それをやってしまいそうな雰囲気です。